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陸上競技の取り組み方

  • 陸上競技の取り組み方
      日本人は「たたみ」の生活で、外国人は「いす」
    の生活のため、日本の三段跳びが強いといわれてき
    ました。それは生活様式のなかで、立ったり、座っ
    たりすることが下半身を自然に強くするからだとい
    われます。ロスアンゼルスの三段跳びで優勝した南
    部忠平選手は、元来、走り幅跳びの選手で、当時7m
    98の世界的記録を持っていました。南部選手は日常
    の中で、身体にバネをつくるため「かかと」上げて
    歩きました。また陸上競技とは違いますが、イタリ
    アのコルティナダンペッツオで行われた冬期オリン
    ピックで日本人として初めて、スキーのアルペン競
    技で銅メダルのすばらしい成績を得た猪谷千春選手
    は、アメリカのダートマス大学に留学中はいすなし
    の滑降スタイルで勉強し、歩くときは「かかと」を
    上げ、階段は片足跳びで、すべてスキーに結びつけ
    て生活をしました。
     外国でも1920年から40年まではフィンランド、
    スウェーデンの中長距離、マラソンが制覇しました
    が、これらの選手たちは、郵便屋さん、木こりを職
    業とする人たちで、日常歩く機会が多かったことが
    、好結果につながっているといわれています。この
    ように一流選手は各々くふうをして立派な記録、成
    績に結びつけているのです。陸上競技を行うみなさ
    ん方は、冬の練習は単調で面白くない、夏は暑くて
    苦しいなど、すでに経験ずみだと思いますが、まず
    大事なことは、大きな『夢』または『希望』をもっ
    て陸上競技を行うことです。陸上競技は、団体競技
    とは異なり、個人の努力やくふうによって、自分の
    技能を成長させる特徴をもっています。この特徴を
    生かすためには、日常の生活の中で人とは少し違っ
    たことをくふうして、実行してみることです。たと
    えば通学のとき、バスを利用するのを30分早起きし
    て、徒歩通学をする。歩くとき、姿勢を正しく腰を
    高くして、速歩で歩く10分の休み時間に、「なわ跳
    び遊び」を行い跳躍力をつける。寝る前、「腹筋、
    腕立て」の行うなど、ちょっとしたくふうを実行す
    れば陸上競技が楽しくなり、自信がわいて好結果が
    生まれます。
     練習についても、先生や先輩の指示を積極的に受
    け入れ、さらに自分に適した方法を考えるようにす
    れば、練習の気分が盛り上がらないようなときでも
    、自然に解消してしまいます。

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